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メルマガ2022.07.14
ライチ狩りに行きました。ライチってたくさん種類があるんですね。お気に入りは水晶球です。
お客様各位
いつも大変お世話になっております。
TREメルマガ担当三宅です。
中国も梅雨が明けて暑い日が続きますね。中国語で梅雨は龙舟水と言うそうです。
突然ですが私、最近龙舟(ドラゴンボート)始めました。
毎週筋肉痛で身体はバキバキですが、気分はすっきり^^
基本三日坊主の私ですが、心身の健康のため頑張って継続します!
来年には日焼けで真っ黒&ムッキムキになっていることでしょう。乞うご期待。
(担当:三宅)
毎度お読みいただきありがとうございます。TREの西澤です。
先日、以前にも登場した日本通の中国人エンジニアと再び食事をしていると、またまた興味深い話を聴かせてくれました。
彼は広東省出身だという事もあり、広東省の風習やエピソードなどをよく話題にしています。ある時、私が「そう言えば、広東人は広東省以外の中国各省を皆『北方(Beifang)』と呼ぶと聞いたけど…」と言うと、彼曰く「そうですよ。因みに… 海南島も我々にとっては北方です!」というのです。
私はまたまた頭の周りに?マークを2、3個飛ばしながら、こう聞き返しました、「海南島?!でも明らかに広東省の南側じゃん!なんで?」と。すると彼の答えはこうです。「そもそも広東省の人たちは、自分達の故郷が中国の最南端であるという認識のため、他省は全て『北方』と呼ぶようになったのです」うん…それは分かる気が…。彼がたたみ掛けて言うには「で、元々海南島は広東省だったんですが、1988年に独立した省になりました。そこでめでたく『他省』=『北方』に仲間入りしたという次第です(笑」とのこと。
なるほど!そういうことだったのかと思うと同時に、この広東省におけるドメスティックな『共通言語』のエピソードからコンピュータ・システムでも思い当たる事がありました。
それは、以前に自社の新人向けに外部から講師(実は弊社OG)を招いて『IT基本のキ』講座にオブザーバー参加した時のことでした。その日の講義内容は「なぜERPが必要か?なぜ業務のシステム化が必要か?」と言うものでした。
例えばプラスチック製品の貿易商社で見積書を作成するケースを考えた時、あるベテラン担当者の商品名の書き方と新人担当者の書き方が微妙に違っていると、どのような弊害があるかという話で、省略してしまうことによってそんなに影響があるのか!とベテランの私にとっても目から鱗でした。
例えば、商品名にはメーカーを表すコードや色を表すコード等が含まれるケースで、新人担当者はこのルールを知らずに省略してしまい、商品の詳細情報を発注担当者など次の作業をする人が一目で把握することが出来なくなる…などです。
例で示します。
例)
MEP … 会社名(Mitsukoshi Electoronic Plastic)
(N) … 色:ナチュラル
ここで「M90S」という商品名の後の型番(例:「MEP101(N)」)の『N』にナチュラル色の意味があるのに省略してしまう、などです。色が業務に重要な意味を持つお客様にとっては、色違いは大変な問題を引き起こしてしまいます。
また、上記は所謂アウトプットの例ですが、インプットに関しても同様かと思います。例えば、商品コードの統一です。商材の販売分析をする場合、各担当者が(カタカナ・大文字・小文字・略称など)好き勝手な商材名で記録していては、後で集計のしようがありません。一歩進んで商材をマスター情報管理したとしても、複数コード同一商材等の整備不備があれば、これまた集計結果や分析結果は正しくなくなります。
これ等は、マスター化の重要性およびフォーマット統一の重要性を表す代表的な例ではないでしょうか。
また機能面についても同様に広義での「共通言語化」(≒共通認識化)と言える事があるかと思います。例えば、以前にお客様から受けたご相談ですが、最近、とあるパッケージ製品にERPを変更したそうなのですが、曰く「一枚の受注書情報をシステム登録するのに、今のシステムでは6画面も開かなければならない(泣)。前のシステムでは1画面で済んだのに…」と言うのです。出来合いのパッケージソフトは共通言語の変更を余儀なくされることを覚悟する必要がある最たる例かも知れません。
今更な話かと思うかもしれませんが、とかくシステム選定においては機能の種類の多さ等に目を奪われがちですが、より大切なのは、業務を当該社内において『共通言語(認識)化』すること。これにより業務品質が向上したり安定したりする、これこそが業務のシステム化の大きな意義ではないかと考えます。
勿論、更にその先には業務を「分析」したり「予測」したりと、更に付加価値の高い効果を期待するシステムや機能もありますが、先ずは上述の「業務品質の安定」が無ければ、その先の分析や予測も根拠の薄い、或いは信頼性のないデータに基づくものとなってしまうのではないでしょうか?
ここからは、またしても(笑)手前味噌な話ですが、弊社ではERP等業務システム導入の際に独自の導入分析手法「GAP分析」を行います。このGAP分析は、所謂「要件定義」なのですが、特徴としてはその手法を弊社なりに体系化・ドキュメント化することにより独自のシステム導入分析手法としているところです。このGAP分析の成果物には、要件確認結果、業務フロー(As Is / To Be)、コード設計、改修規格等を含み、内部監査やJ-SOXにも対応できるドキュメント体系となっています。これにより、お客様にピッタリの共通言語化・認識化されたシステムを構築することに力を入れています。
【GAP分析のご紹介(ここをクリック)】
勿論、現場のユーザーさんが使いやすいように工夫したユーザーインターフェースの設計も、このGAP分析を通してご提案しますし、言われるがままの贅肉だらけのカスタマイズを避けるべく、弊社のベテラン・エンジニアがTo Be業務フローに対して、より効率的でコスパの高いご提案をさせていただくこともあります。
如何でしょうか。今回も最後までお読みいただき本当にありがとうございます。
以前にもお伝えしておりますとおり、弊社はIT分野で掛かりつけ医のようなサービスを目指しています。
ERP、MES等のご相談は、お気軽にお申し付けください!
(担当:西澤)
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