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メルマガ2022.10.20
虫の写真を載せるわけにはいかないので、代わりに旅行先で撮ったかわいいゾウさんの写真です。
お客様各位
いつも大変お世話になっております。
TREメルマガ担当です。
今月は国慶節休暇がありましたね。いかがお過ごしでしたか?
中国では日本では滅多に食べないようなもの、例えばザリガニやカエルなどを簡単にその辺で食べることができますよね。
私は最近旅行先で初めてイナゴを食べました。イナゴの成長過程豪華3種盛り合わせだったのですが、成虫が桜エビっぽい味で一番食べやすかったです。
昆虫食は世界で注目されていますし、皆さんも機会があったら試してみてください!ただ私は桜エビで満足できるので、今後好んで食べることはもうないです^^
さて、今回の西澤さんコーナーはシリーズ「エクセル管理で諦めていませんか?」です。
最後までお目通しいただけますと幸いです。
(担当:三宅)
西澤です。先週は上海で活動していましたが、国慶節明けの影響か、またチラホラとコロナによる居住区閉鎖等を見受けるようになりましたね。
広州に無事戻れるか心配でしたが、フライトが2便ほどキャンセルされた以外、隔離されることもなく無事戻ることができました。皆様も、ご移動には十分お気をつけて下さい。
さて、今回は「ITにおける多言語」について改めて考えさせられることがありましたので、書き綴ってみます。
本題を語る前に、そもそも私の中国語ですが、先日、思い立って久しぶりにHSK(漢語水平考試)を受験してみました。2013年に上海に住んでいた頃、なんとか5級を取得以来、実践にかまけ、すっかりHSKはご無沙汰していたため、腕試ししてみたくなったのです。
「実力把握のためだから素のままで♪」と自分に言い訳して特に試験勉強もしていなかったのですが、いざ試験が近づくと流石に心配になり「それでも過去問くらいはみておこうか…」と、昔友人にもらった問題集を開いてビックリ、何と難しいこと難しいこと!焦りがよぎり始めましたが、結局、国慶節休暇を使って勉強するでもなく、まさしく一夜漬けで試験に臨みました。
最近のHSK6級は合否の概念がなく、得点のみ結果として返されるのですが、一般的には180点(300点満点の6割)を超えれば、合格基準を満たしたとみなされるようです。今回は、何とかギリギリ合格ラインを超えることが出来たものの、ネットの情報等によれば「220点を超えて初めて実用に耐えうる」とも。打ちのめされました… そもそも普段、部下に口酸っぱく「準備が肝心!」と言っておきながら、私自身まだまだ精進が必要なようです。
そもそも、私が初めて中国に長期滞在を始めたのは2008年のことで、それ以前から独学で中国語の勉強は始めていたものの、中国に来たばかりの頃は挨拶が交わせる程度のレベルでした。その後、環境に助けてもらい、徐々に中国語で日常会話ができるようにはなりました。
おかげで、暫くして、中国語も少し上達はしましたが、新たに悩みが生まれました。それは「業務上で中国語を使うべきか否か?」でした。
理由は、業務上の会話で中国語を使うことにより、中国人社員との距離を近づけたり、自己の中国語力を維持向上できる一方、母国語である日本語で会話することより業務指示等の正確さを保証できないこととの間で葛藤していたからです。同様な理由で、業務上では中国語を使わなかったりされる方も少なくないのではないでしょうか?
その後、当時のIT会社の上海拠点へ転勤になってからは、幸か不幸か、まわりが皆中国人でしたので、社内で使う言葉も中国語がメインになり、中国語を使うことを余儀なくさましたが、このように周囲の環境が変わっていなければ、未だに中国語を使うのを躊躇っていたのではないかと思います。
そんな言語に関する昔の話から、ITシステムの多言語対応について考えがめぐりました。
ITシステムに関連する「言語」の重要性には少なくとも2種類あると考えています。
ひとつは、システムが実装している言語。例えばメニューやメッセージ等の表示言語やデータそのものです。
ITシステムを使うこと、即ちコンピュータと会話することなので、機械に出す指示や応答の意味が理解できなければ、正しい処理など出来ません。
私がまだ杭州で生活をし始めて中国語と格闘していたころ、スタバが近所にオープンしました。当時の中国では、コーヒーを頼めば有無を言わさずミルク&砂糖入りが出てきた時代、スタバのアメリカンが飲めるのは私に限らず中国在住の諸外国人が心待ちにしていました。
勇んでカウンターに進み、中国語で注文をしようとすると、店員が笑顔で声をかけて来ました。
店員:「May I help you?」
西澤:「…(反応できず)」
流石はスタバのスタッフ教育、客が外国人であると判別するや否や、英語での接客が始まりました。頭の中は中国語で構えていた私は、とっさに反応できず… 思わずこう答えてしまいました。
西澤:「I... I... I... 要这个!」
英語で聴いてくれたのだから英語で答えよう!と思って口は動き出したものの、主語の「I」以外は中国語しか出て来ませんでした。もう、恥ずかしいのなんの… それでも苦笑しながら店員は私に笑顔でアメリカンを出してくれたのを今でも鮮明に覚えています。
この時の私のジレンマを対ITシステムとの会話に置き換えて考えてみると、相手がコンピューターなら、こうは察してくれません。
もうひとつは、システムの導入時やサポートにおいて使用する言語です。
あるとき、お客様にこんなことを尋ねられたことがありました。
「システム提案前の要件確認時には日本人が参加しますか?」
念のため、その真意を伺ったところ、お客様の答えはこうでした。
「日本の言語と文化を理解した方が参加しますか?と言う意味です。機能要件や使い易さのみを追求するなら現場の中国人スタッフと話してもらうだけでも良いかもしれません。しかし、その柱を成す経営層(日本人)の想いをシステムの枠組みに反映せずに現場主体の会話のみで構築したのでは、求めるシステム像にならない心配があるからです。」
これを聴いたとき、ハっとさせられました。何故なら、お客様に弊社の強みを改めて教えてもらったような気がしたからです。
これこそが弊社の力を入れているところのひとつ、弊社は、上記の両側面において、お客様への多言語対応を心がけています。
弊社のSTEP Pro ERPは、日本語、中国語(簡体字)、中国語(繁体字)、英語の4言語に対応は勿論、また、導入時には日本語ネイティブな中国語対応可能なメンバー(上記のように私をはじめ精進の最中ではありますが)と中国語ネイティブな日本語対応可能なメンバーがタッグを組んで、初期の要件確認フェーズや提案フェーズに参加することで、経営層の想いを汲み取り、かつ、現場のニーズを吸い上げ、それらを融和させた最終的なシステム提案を差し上げることを目指しています。
また、導入後のサポートにおいても、日常の現場中国人スタッフからのお問い合わせには弊社の中国メンバーが直接中国語で対応しますし、経営層や管理層の日本人からのお問い合わせには、弊社の営業スタッフまたは日本語対応可能な技術スタッフが対応します。(日本語のわかる中国人のスタッフへのITに関する日本的な考え方の勉強にも力を入れさせています)
最近では、多言語対応システムは以前より増えており、日本語を巧みに操る現地スタッフも増えていますが、文化背景を含めた「言語」によって、伝わる想いや指示を聞き取り、機械にわかる様に正確に伝えるにはコツがあります。
現場は勿論、経営層、管理層の方々の想いを乗せたシステムづくりは、是非、弊社TREにご相談下さい。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございます。
今後ともご愛顧のほど、よろしくお願い申し上げます!
(担当:西澤)
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