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メルマガ2022.12.15

灯台下暗し!?量子コンピュータをも凌駕する仕事術とは?
~シリーズ:エクセル管理で諦めていませんか?(7)~

上海オフィス新住所:上海市静安区武寧南路1号WeWork(越商大廈)09-105

シリーズ:「エクセル管理で諦めていませんか?」
 その(7) 灯台下暗し!?量子コンピュータをも凌駕する仕事術とは?

若干ご無沙汰してしまいました。TRE西澤です。
先月は、広州地区のコロナ対応などバタバタで、メルマガさぼってしまいました… ごめんなさい。
その間、嬉しいお知らせが一つございます。今までサテライトオフィスだった上海事務所を正式に独立したオフィスを構え、スタッフも配置し致しました。私が責任者を兼任しておりますので、今後ともTRE上海含め、よろしくお願い致します!

さて、今回はちょっと趣向を変えて、若干SFチックな最新コンピュータ技術のお話をさせて下さい。
また、文末にはダスキンさんとの素敵なコラボ企画のお知らせもありますので、是非最後までお読みください♪

先日、コロナにもかかわらず超多忙な知人が、「“ねこの手”ならぬ“DX”の助けでも借りたいが、最近話題の量子コンピュータなんてのがあれば、少しは仕事が楽になるのかな?」なんて愚痴を。
私からは、「今時忙しいとは贅沢な悩みを…、でも残念ながら、君の仕事には量子コンピュータはあまり役には立たないと思うよ。」とたしなめておきました。
確かに、最近IT業界での先進技術の話題のひとつとして、量子コンピュータが挙げられています。
量子コンピュータは、私の知識では到底ついていけない難しい理論上で成り立つ新世代のコンピュータなのですが、私としてはかなり興味深くその動向を見つめております。
量子コンピュータの原理としては、こんな感じらしいです。

<量子コンピュータとは>

いわゆる電子回路による従来のありふれた2値方式のコンピュータ(以下「古典コンピュータ」)の素子は、情報について、「0か1(Yes/No,On/Off)」などなんらかの2値を表すいずれかの状態しか持ち得ない「ビット」で扱います。量子コンピュータは、それとは異なり、「量子ビット」 (英: qubit; quantum bit、キュービット) により、重ね合わせ状態によって情報を扱うので、並列処理(n量子ビットの状態を同時に計算)ができ、色々な組合せの中での最適な解を高速に導き出すのに適しているコンピュータです。

まぁ、難しい理論は置いておき、その用途について説明すると分かり易いかもしれません。即ち、膨大な最適を導くような研究や業務、例えば「新薬の開発」や新素材を生み出す「材料技術」等、所謂ビッグデータやAIの分野での活躍が期待されています。

そんな量子コンピュータの話題に触れ、私は学生時代の友人との会話をふと思い出しました。
ある日、大学からの帰り道、研究室の親友と、いつものサークルK(当時、中部・関西に多く展開していたコンビニ)のおでんを頬張りながら交わしたSF(絵空事)話です。
その日は、ソフトウェアが動く原理を学ぶためにハードウェアについての講義がありました。
そこで学んだのは、

・コンピュータとは入力(例:キーボード)計算(例:CPU)出力(例:ディスプレイ)で構成される。
・電気信号を0または1に変換する(フリップ・フロップ)ことで計算している。
・クロックと呼ばれる速度制御の速さによって計算速度が左右される。
・一度に処理できる計算量はCPUのビット数に左右される。(32bitより64bitの方が処理が速い)

当時はWindows 3.1が世に現れたばかり、コンピュータのCPU処理速度はWindowsの処理をするのすら覚束ない状況で、研究室で使っていたWindowsの遅さに不満も溜まっていました。
そんな背景もあり、親友の佐藤と「どうやったらコンピュータの処理が速くなるか?」について、ヨタ話が始まったのです。

西澤:どうやったら速くなると思う?
佐藤:クロック速度上げるとか?
西澤:でも、それ、限界なくね?
佐藤:そうだなぁ… じゃぁ、例えば…
西澤:例えば???
佐藤:電気信号を光信号にするとか?
西澤:おぉ!それいいかも♪

ちょうど当時は、光回線が普及し始めたばかりで、ネットワークの世界などで、電気信号より光信号の方が速い、という事実が広く知られ始めた時代でした。
そういった意味で、電気信号を光信号とする、という発想はまずアリではないか!と思い、話は更に盛り上がりました。

西澤:速度上げるだけでなく、処理単位も上げちゃえ♪
佐藤:そうそう、0か1の二進数じゃなくて、0~10の十進数なら!

上述の「古典コンピュータ」とは、アインシュタインに並ぶ天才と称されるフォン・ノイマンが提唱した、所謂「ノイマン型コンピュータ」で、情報の最小単位を0か1に置き換えることで計算を実現するというものです。
当時の私たちの妄想は、その0か1を0~10に変えてしまえば、処理速度も速くなるし、そもそも二進数を人が認識し易い十進数に変換する必要もなくなるのでダブルでお得!的な思いつきだったのです。

まぁ、結局そんな発想も今に至るまで絵空事に過ぎないのですが…(笑)

少なくとも現時点での量子コンピュータは、計算速度向上の追究に偏っているきらいがありますが、この量子コンピュータと古典コンピュータの関係は、現代のビッグデータと業務ソフトウェアの差に通じるものがあります。
ITが進歩し続けている現代、ビッグデータ、AIなど、ある意味とても便利なツールが世に幅を利かせていますが、それはファジーを許容する世界でのこと。一方、財務会計等に代表される業務ソフトウェアの世界においては曖昧さを嫌い、むしろ古典コンピュータの方が向いています。

専ら業務ソフトウェア(ERPやMES)を生業としている私としては、古典コンピュータ上でのITシステム構築が主業務ですが、コンピュータの処理速度がより高まれば、大工場での最適なシフト管理や、数学界でも未解決の超難問である巡回セールスマン問題にも光があたることが期待され、そうなればお客様のお役にも立てるのではないかと思います。
と、言うわけで…

「誰か量子コンピュータ並みに速い「光コンピュータ」作ってくれませんか?!」(半分本気で祈ってます…)

因みに、先にお話しした超多忙な知人には、こんなアドバイスをしておきました。
「たかがコンピュータ、されどコンピュータ。日進月歩のIT技術の最新動向にドラえもんを見て一喜一憂するより、コンピュータが活躍できるような「環境整備」をするようなたゆまぬ地道な努力をつづけることが、結局儲けにも繋がる。著名な実業家、小山昇氏の受け売りだけど、“環境整備の近道は朝一番の掃除”だそうだよ!」

弊社は狭義のITに留まらず、広い意味での御社の情報化環境整備のお手伝いを目指しています。

【ダスキン様とのコラボのお知らせ!】

その一環として、ダスキン上海様のご協力をいただき、下記の要領にてコラボレーションを企画を実施致します!

年末年始、(ITもまとめて)大掃除!!

今月から春節明け(2月中)までに弊社にIT相談をしていただいたお客様に、もれなく「ダスキン1回無料サービス」を提供致します!
対象エリア:華南・華東(詳細な対象エリアについては、お問い合わせ下さい。)
詳しくは、下記まで♪
(担当:西澤)

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