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メディア掲載2024.09.18

Excel管理であきらめていませんか?

お客様との対談記事がPPWのホームページに掲載されました。

複雑なエクセルにも対応するGAP分析 顧客の業務にシステムを合わせ効率アップ

(記事原文:PPW)
https://www.pocketpageweekly.com/business/125283/

(以下掲載内容)
日本・福岡にある丸東産業株式会社の子会社である香港包装器材中心有限公司(以下、HKPEC)。日本の高品質かつ安全な包装資材などを香港で販売している同社が、長年抱えていた課題が「ベテラン頼りの業務の解消」、「在庫の差異をなくす」ことだった。タイムライズエンジニアリング(以下、TRE)との提携開始後、同社のIT改革が加速しつつある。今回はその足跡を追った。

左からTRE董事長・上野 隆氏、HKPEC董事長・下村 圭氏、TRE営業部長・穐山 巧氏

従業員の勘と技に頼るアナログ業務
私たちにとってスーパーで包装食品を買い求めたり、レストランで弁当をテイクアウトしたりなど、包装に関わる資材は生活に不可欠な存在。香港で流通しているこのような資材のうち、日本のものづくりメーカーの信頼と高品質を生かして大きなシェアを誇るのがHKPECだ。特に中秋節前後の今の時季ならば香港に数多くある月餅メーカーを顧客にもち、資材だけでなく月餅を包む設備なども販売するという、地域貢献の側面も併せ持つ。
1977年より営業する歴史ある同社が抱えていた問題のひとつに「業務のベテラン頼り」ということがあった。週一回の本社への発注業務の際、複雑なExcelのオーダーシートにフォーキャスト数量を入力して発注しているが、ベテランの勘と技に頼る属人化の状態。近年では人手不足の問題もあり、董事長・下村氏はオペレーションに悩んでいたという。

さらに、客先ごとに異なる見積もりフォーマットにより、粗利・利益率を一括で管理できていない現状や、倉庫のバーコードデータが事務所システムとつながっていないため、在庫数の差異が生じてしまうケースが多々あったそうだ。特に後者の在庫問題は、香港という狭い土地柄、メーカー側が少ロットでの納品を希望する傾向にあり、細かな管理や連携が求められる。

長期的視点の必要な投資だった
董事長・下村氏はTREとの提携について次のように話す。「社員の高齢化や人手不足があり、システムの標準化を図りたいと思っていた矢先、今回のご提案をいただき社内で協議し、デメリットよりもメリットの方が断然大きいという結論に。何よりもありがたいのは、既存のシステムをただ導入するのではなく、弊社専用にカスタマイズされたERP(販売管理システム)だということです。使い勝手がよく、業務の効率化、そして売上、粗利、在庫などの見える化を図ることができました」。

オンリーワンだからこそ選ばれる
既存のシステムウェアを販売するプロバイダーは数あるが、導入後、「導入前のイメージと違った」、「現場末端までオペレーション指導が行き届かなかった」などリアルな声はよく聞く話だ。
このように結局、費用対効果の低い投資で終わってしまうケースも見られる一方で、TREと10年以上運用保守を継続する企業が顧客の7割を占めるのは、「域内オンサイト対応回数無制限」保守や運用サービス徹底を同社が一貫して行っているからと言える。

「今回も同様に、HKPEC様へのGAP分析(業務分析)のヒアリングから収集した分析結果を800ページほどの成果物(写真の青ファイル)に整理し、他にはない痒いところに手が届くシステムにまとめ上げました」とTRE穐山氏。

1日かかっていたシステム入力が20分に
新システム「STEP Pro」を9月より稼働後、わずかな期間の間にすでに明らかな手ごたえを感じているという下村氏。「同システムが過去データをもとに自動計算するので、必要発注数確定までの過程がスピーディーになり、従業員の労働時間の削減・属人化の解消になりました。例えば、100~150の膨大なアイテムを取り扱う弊社商品のシステム入力を挙げると、従来は手作業で半日から1日かかっていたことが、たった20分で完了します。また、人的な仕入れ発注ミスを防ぎ在庫管理の見える化や、日本本社も同様のデータを使用することができるのでコミュニケーションが円滑になりました」。

多言語・多拠点・きめ細やかなサービス
「あたかもお客様のITスタッフのように二人三脚で対応させていただく、というのが弊社のモットーです」と語るのはTRE董事長の上野氏。NECから独立後、中国・香港で長年研鑽を積んできた人だ。今後も多言語・多拠点の強みを生かし、T R E ならではの細かなサービスを展開していく。変化の速い時代でも、クオリティーを重視し、企業や従業員にとって幸せな選択をすることが、これからの企業に求められることだ。

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