お電話でのご相談

平日9時〜18時
香港
+852-2781-4113
広州
+86-20-3887-8299
上海
+86-21-6427-0569

閉じる

言語選択

お知らせ一覧

メルマガ2023.04.13

BYD日本進出とかけて最適化の重要性と解く!
~シリーズ:エクセル管理で諦めていませんか?(10)~

上野公園の夜桜をお楽しみください♪

お客様各位

いつもお読みいただきありがとうございます。TREの西澤です。 桜が見たくなる季節ですが、そんな折、日本に戻ることもできないでいる私に、久々に日本から中国へ一時帰国した広州人の友人から上野公園の夜桜写真をお裾分けしていただきました。今年は、これを見ながらの晩酌で我慢します(笑)

シリーズ:「エクセル管理で諦めていませんか?」
 その(10) BYD日本進出とかけて最適化の重要性と解く!

先日見たニュースで、中国の自動車メーカーBYD(比亜迪)がEVで日本へ進出、日本のディーラー1号店をお披露目している様子を見ました。聞けば、2025年までに日本国内100店舗程度を展開する計画だとのこと。
「ついにBYDが日本進出かぁ…」
中国生活がそこそこ長い私としては、同社が「F1」という小型車を2008年頃に発売した頃から、「コンパクトだし、お手軽そうだな、これなら私でも買えるかな?」と好感を持って見ていたのを思い出す程度でした。
その後、このニュースは「黒船到来」やら「台風の目」やらと、結構大きく騒がれていることを知ったと同時に、「あのフォードも撤退した難攻不落の日本市場へ…」と厳しい見方が多いのだとも知りました。
確かに日本市場は難攻不落、BYDの日本進出は失敗に終わるのか?

そんな折、知人のお誘いで参加者の殆どが初対面の自動車関連業界の方との会食でもこの話で盛り上がりました。
「日本は90%が国産、外国車のシェアは1桁程で“その他”に括られる難しい市場だからね…」
「テスラも日本は攻略しあぐねているけど、超えられるかね…?」
「そもそも58協定(※1)関連で、非加入国の販売は5,000台の台数制限があるのでは…?」
などなど、話が盛り上がってきたところで、それまで黙って聴いていた某大手のコンサルタントさんが、
「いや、実は何台売るか?が目的じゃないという見方もあるんですよ」と一言ぽつり。
「え?どういうことですか?!」
それまで専門的過ぎて話に入りあぐねていた私は、この言葉には思わず身を乗り出しました。
このコンサルタントさん曰く、
「勿論、日本市場の開拓は魅力的でしょうけど、一つには、EVトップのテスラですらシェア0.55%しかない市場へ敢えて挑戦に行くことで、話題性を持ってその存在を目立たせることができるし、また二つ目には、日本の厳しい消費者の目を借りることで、製品の品質・信頼性・安全性を高めることが出来るわけです。これによって、製品とブランドを磨き、本丸であるASEAN市場を目指す準備をするんだと思いますよ!」とのこと。

若干興奮気味に、董事長にこのことを話すと、
「20年前のSARSの直前に上海や香港で同じような話を聞いたことがあるよ。」と。
董事長曰く、以前上海で起業を試みようともがいていた時、あるホームパーティで出会った初対面の中国人社長がいきなり、
「起業したんだって?じゃあひとつ、いいことを教えてあげよう。日本市場では間違っても拡販しようと思うな。なにしろ連中は決断が超遅い。大量注文の前に製品のライフサイクルが終わっちまう。しかしその分、徹底的に欠点など洗いでしてくれるのはいいが… 一方、日本に小さく売って箔をつければ欧米企業は勝手に信用して直ぐに大量注文してくれるという寸法さ」
とアドバイスしてくれたそうです。
董事長は続けて、
「その時は、広い中国いろんな考え方の人がいるものだ。ぐらいに聞き流していたけれど、SARSで上海を引き払って、流れついた香港でも経営者から異口同音に同じことをアドバイスされ驚いた。尤も当時は欧米狙いだったが、今はアジアか。今にして思えば珠玉のアドバイスだけど、結局、私が取った路線は“日系企業相手に数は稼がず、丁寧に”だけどね。」

なるほど!前から中国人はそんな風に考えていたのか!
しかし、その一方で、こうも思いました。
「日本市場の洗練された製品を見る目は、人(消費者)だけでなく、日系企業のDNAにも組み込まれているはず」と。

弊社TREは、日系企業様向け一筋で、香港ははや35年、中国は20年を迎えます。
つまり、弊社のこれまでの中華圏での日系企業様向けシステム導入経験や改善活動は、「とても良い土俵で高品質志向なDNAを持ったお客様にずっと鍛えられて来たんだな。」と感じたのです。
前回のメルマガでもお伝えした通り、弊社では、お客様の声を製品に反映すべく月一回の製品改善会議を行うなど、弛まぬ機能改善、品質向上に努力しています。また、様々な業種のお客様ニーズにお応えすべく、約160社様への導入経験を通して、数多くの業務適用事例(ノウハウ)の蓄積にも力を入れています。また、この業務適合性を高める上では、弊社独自のシステム導入分析手法である「GAP分析」が屋台骨となっています。
DXが叫ばれて久しい中、近年は安価で多機能・高性能なソフトウェアもたくさん出回ってはいますが、多機能だけに相談相手なしに業務にフィットさせて使いこなすのは至難の技、専門家並みの勉強が求められます。
かと言って大手ITベンダーは高価ソフトと同じぐらい手間のかかるこれら価格破壊アプリの相談には積極的ではありません。かくいう当社も御多分に漏れず星の数ほどある低価格・多機能アプリの全てを把握しているわけではありません。いや、一昔前と違って、全てのアプリを指導できるレベルで把握している人や会社を少なくとも私は最近見たことがありません。
でも、もしお困りなら是非ともお気軽に当社へご相談ください。餅は餅屋、類似アプリとの比較、留意点など大枠のアドバイスは短時間の調査で可能と考えています。またその程度の助言ならお代はいただきません。それらのアプリのほとんどは何らかの形で、弊社の中核製品であるERPやMESとデータが関連性を持っていますので、そういった新製品の勉強は頼まれずとも必要不可欠、弊社の製品構築の際の貴重な血や肉となりますので、弊社にもメリットがあります。

【STEP Pro シリーズ導入事例紹介】
【JUSTフィットの業務管理システム(GAP分析)】

因みに、冒頭でEV関連のニュースをご紹介したことに因んで…
EV→カーボンニュートラル… ということで、弊社では、下記のようなソリューションも取り扱っておりますので、この場を借りてご紹介させて下さい。

【エネルギー消費管理ソリューションのご紹介】

今回も最後までお読みいただき、誠にありがとうございます。

前々号でもお伝えした通り、業務改善の観点から、今後も話題のツール等を試していきたいと考えておりますので、取り上げて欲しいアプリのリクエストも是非ともお寄せ下さい!

【リクエスト・フォーム および ご意見・お問合せはこちらから!】

皆様のお声が励みになりますので、ご感想もお待ちしております!

(担当:西澤)

お問い合わせ

CONTACT